2016年10月8日(土)ソニーショールーム/ソニーストア銀座で行われた
「ソニーフラッグシップモデル ブロガー限定先行体験会」に参加してきました。
※(『ソニーストア銀座』先行体験会に参加しました【1】)の続きになります
こちらが今日先行で触らせて頂くヘッドフォンの『MDR-Z1R』、
ウォークマンWM1シリーズの『NW-WM1Z』『NW-WM1A』になります。
福岡のソニーストアでも先行展示をしていたので
3回程通い視聴やスタッフの方の話を聞いていたのですが
店舗で触るのとは違いリラックスした状態で
操作性の確認が出来ました。
時間制で商品の写真を撮らせて頂いた後
開発者の方が登場です。
今回話を聞かせて頂いたのが
ヘッドフォン「MDR-Z1R」に関わった
左:潮見俊介さん(音響設定)
右:尾崎雄三さん(プロジェクトリーダー)
ウォークマンWM1に関わった
左:石崎信之さん(メカ設計)
右:佐藤浩朗さん(音響設定)
計4人で進められました。
事前にリンクを貼っているインタビューを読んでいたので
当たり前なのですが実在していたのだと感動しました。
話も技術論から裏話と進行し、あっと言う間の1時間でした。
4人共通して言える事は
「音」に対する深いこだわり。
どうしたらより良い音になるのかという追求する姿勢が素晴らしかったです。
簡単にですが『MDR-Z1R』の制作についてお聞きしたまとめになります。
ステレオヘッドホン『MDR-Z1R』
音楽を演奏だけでなく空気感を伝えたいという思いから
開発に至ったという『MDR-Z1R』
その空気感を表現するにはどうすればいいのかという話から始まりました。
・広帯域再生の実現
・高那皆ミックレンジの実現
・平面波サウンドの実現
写真のものは耳型と
左がMDR-Z7のドライバー、右がMDR-Z1Rのドライバーになります
(余談になりますが耳型を取る話も面白いです
ソニーの「耳型職人」に、耳型を採ってもらった – AV Watch)
この耳に近い部分
フィボナッチ数列からヒントを得て
曲線のグリルパターンとして開発しています。
こうする事で開口を均等化して、
空気の伝搬を阻害せず、なめらかな音になっているそうです。
まさか数学の話になり会場がざわめきました
イヤーパッドのこだわりも面白く
研究を重ねた結果、
理想的なイヤーパッドが出来たものの実際テストしてみると
もう一つの試作品の方が評価が高く、
そちらを採用したそうです。
左が理想的な形をしたイヤーパッド、
右が実際に採用されているイヤーパッド
更にソニーミュージックのマスタリングスタジオで
音の調整を繰り返していたそうです。
そしてそんな『MDR-Z1R』を収納する
ジェラルミンのような頑丈なケース。
そのまま飾れそうなデザインです
ケースを持った瞬間バシャバシャと写真を撮られ照れる潮見氏
この後ウォークマンWM1シリーズ『NW-WM1Z』『NW-WM1A』の話になり
一通り説明が終わった解散時に軽く質問出来たので
気になっていたイヤーパッドの替えがあるのか聞いてみました。
するとカタログには値段等は載ってないものの
問い合わせをしたら購入出来るという事でした。
ただ本革なので丈夫には出来ているそうです
何故替えのイヤーパッドについて聞いたかと言うと
今使っているヘッドフォンは「MDR-XB1000」というものなのですが
通称タイヤヘッドフォンと呼ばれていたもので
別売りでイヤーパッドが販売されていました。
長年愛用しているため、ボロボロです。
それでもイヤーパッドが別売りで買えるうちは使い続けたいと思っていたので
(※残念ながら今は手に入らないようです)
『MDR-Z1R』は値段もコンセプトも全然違うものではありますが
長年使っていく事を考えるとイヤーパッドを購入出来るかというのは
個人的に知りたい情報でした。
すぐ買えるものではありませんが
開発者の方達のマニアック過ぎる程の技術論を聞けるというのは
とても勉強になった一時でした。
ありがとうございました
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