2018年1月12~13日に開催された
「ロボットアイデアソンぼくらの未来創世物語」の
会場で気になるものがありました
変なポーズをしているPepperくん
…では無く
このPepper洋服を着ています。
一人前にウェイター風の制服です
イベントの審査員にお名前があったので
まさかと思い確認してみると
「ロボユニ(ROBO-UNI)」さんじゃないですか。
「ロボユニ」と言うと
世界初のロボット専用アパレルメーカーになります。
元々日本国内のユニフォーム専門の会社が
ロボット用ユニフォームを製作したというのが面白いと
webの記事を興味深く読ませて頂いていたのですが
福岡の会社だったんですね
いつかロボユニの制服を見てみたいと思っていたので
本物を見る事が出来て少々興奮してしまいました。
ちなみにこちらのウェイター風制服ですが
オーダーで228,000円になります。
桁は間違っていません
このPepper私より高価な服を着ていますよ
法被姿のPepperは
ウェイター風より少しお安く198,000円。
こちらは試作品らしく
カラーが少し違っていました
着脱は後ろがチャックになっているため
簡単に行えます。
何故ここまで高価な衣装なのか
疑問に思う方も多いかと思いますが
まずpepperのために採寸されているための
ぴったりのサイズ感。
他にもロボットは熱を持ちやすいため、
衣装の中に熱を溜め込まないようにしたり
ロボット自身の動きを制限しないようにと
様々な工夫が施されています。
たかが服と言えどロボットは機械。
繊細なロボットに服を着せるのは
人間とは勝手が違うようです。
ロボホンの服もあるよ
こちらはSHARPのRoBoHoN(ロボホン)。
右の羽織袴はロボユニさんの製作衣装になります
Pepperだけでは無かったんですね。
並べてみると同じロボホンなのに
不思議と洋服を着ている方が
親近感が沸きませんか
ロボホンはサイズから
個人でも洋服を作って楽しまれている方も多いので
着せ替えが盛んなロボットになります。
ちなみにこちらの羽織袴ロボホンは
臼杵等の小道具やモーションも付いて¥96,120
ロボホンも私の服より高級なものを着ていました
着脱はスナップボタン
人間の羽織袴だと重ねて着るわけですが
軽量化を図るために一枚で
着れるようになっています。
見ていただきたいのが縫い目の細かさ。
裏地が使えないため
裏から見ても綺麗な仕上がりになっています。
流石ユニフォームの会社というだけあり
素晴らしい技術力です。
ちなみにロボホンの公式衣装は
スーツ、サンタ、羽織袴と3種類出ています。
この中でどれが売れたと思いますか?
正解はスーツです
次点は羽織袴。
ロボホン開発責任者の景井さんは
着る季節を選ばないからでしょうかとお話されていたのですが
面白い結果ですよね。
人間でも同じ結果になるはずです
サンタも可愛いけど冬しか着れないですね
感想
ガラケーの頃何故ガラケーは
1種類に規格を決めないのか不満に感じていました。
当時は各メーカーが全く形が違った携帯電話を出していたので
機種変するたびに、
見た目も変わり使い方もその都度覚えていました。
1種類に決めれば、
使い方も同じでケースも買い換えずに済みます。
今だと例えばiPhoneさえ購入すれば
カバーやケースが多種多様なものが販売されているため
自分のニーズに合わせて
可愛いものが好きな人は可愛いケース、
画面を割りたくない人は手帳型、
ホールド感を大事にしたい人はスマホリングを付けたりと
使う側がカスタマイズ出来るようになりました。
ロボットも一家に一台、一人一台というレベルまで
浸透していけばカスタマイズしたい、
人間と同じように洋服を着せたいという
ニーズもうまれてくると思います。
ロボットと洋服という組み合わせには
興味があったので本物を見れたり、
色々とお話を聞く事が出来て
大変楽しかったです。
ありがたい事に
「ROBO-UNI(ロボユニ)」の開発をする泉さんと
お話させて頂いたのですが
丁度自宅にaiboが届いたので
aiboの衣装を作られませんかとお願いしてみました。
作ってみたいですね!という答えを頂いたので
どうか期待しています
ロボユニ公式ページ
ロボユニさんのインタビュー記事
面白いものばかりなので
興味を持った方は是非読んでみてください